髪と身体の密接な関係
昔から、東洋医学では、髪は「血余」とか「腎の華」と呼ばれます。
血余とは「血」の余り、つまり余裕であり、
血が不足したり循環が悪くなると、髪がパサつき、つやを失い、抜け毛が増えます。
腎の華とは、髪は生命エネルギーの結晶であるという意味で
腎の機能が衰えると、髪の艶がなくなり、抜け毛や白髪が増えるものと考えられています。
また、排泄器官としても重要な役割を果たしていると考えられており、重金属などの身体に有害な物質を体外に排泄するしてくれる役目もあることから薬物検査に使われたり、健康のバロメーターとしても重要な役割を果たしてくれます。
身体の健康状態と髪は密接に関わっています。
美しい髪は身体から
先日もサロンワークの中で、その事を痛感する出来事がありました。
あるお客様は、腎臓の病気の為に、一年前から半年間、投薬を受けていたそうなんです。
その事は、伺っていたのですが、深くは考えず、忘れてサロンワークに集中していたところ、最後のお仕上げの際、根元から6センチから12センチくらいの部分だけ縮毛矯正を失敗してしまったかのようにチリチリになっているんです。
お客様に確認してもその時期に縮毛矯正をした事実はありませんでした。あるのはその時期にステロイド系のお薬を飲んでいた事実だけです。
また、あるお客様は白髪が最近増えてきたということで、拝見したところ、ちょうどハチ周りに白髪が集中されているんです。まるで、白いハチマキをしてるみたいに…
何故、そんな形に白髪が増えたのか不思議に思っていたのですが、頭皮を触らせて頂くと、ひょっとしたらと思うことがありました。
そのお客様のハチ周りの頭皮が非常に固いのです。あくまでも想像ですが、頭蓋骨の1番出っ張っているハチの部分が頭皮を圧迫している?
それによって、血流が悪くなり頭皮の細胞に栄養が届きづらいのではないのかと思います。
このように身体の状態と髪の状態は大いに関わっています。
美容室にできること
身体が若々しく元気であれば、髪も元気になります。
最近よく耳にする、加齢毛とか、エイジング毛とかも、髪の老化だけの問題ではありません。やはり身体の老化を前提として、髪質に何らかの変化が出てきてしまうのです。
今、そういった髪を綺麗にする為に、一般的に美容室では、トリートメントや縮毛矯正やストレートパーマみたいなメニューで対応しています。
美容室なのだから、あたりまえと言えば、あたりまえなのですが、
もうすでに、頭皮から表に出ている髪しか対象にしていません。
そして、髪が頭皮から表に出た瞬間、髪は死滅細胞で、1度傷んだら、自力では2度と元に戻らないと言って、アレやコレやとベタベタに髪に塗りたくってお化粧してる。
これでは、髪が本当の意味で綺麗になるわけない。
一般的なトリートメントは、
頭皮からすでに表に出ちゃった髪
つまり過去の髪のトリートメントだとすると
YELLが、これから考えていきたいのは、
まだ頭皮から表に出てない、これから生まれてくる髪
つまり未来の髪のトリートメント!
5年後、10年後
いつまでも綺麗でいる為に……
そういった意味でも、酸素ルームは必須です!
いよいよ本格始動します!
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