トリートメントの実態を知ってほしい。
世の中に出回るトリートメントの大半が皮膜コーティング系です。
内部補修と謳うトリートメントは、コーティングではないという反論もあるでしょうが、全て髪にとっては異物でしかありません。
だって、そもそも身体が作ったものではないですし、髪の栄養とか言いますが、髪がそれを吸収して元の髪に再生することはありませんからね。
異物を髪に大量にくっ付ける。やっぱりコーティングです。
これがトリートメントの実態であることをご理解ください。
それじゃ、トリートメントは本当に必要ないの?
皮膜系トリートメントによくある謳い文句
「最高級トリートメント、自分の髪じゃないみたいな艶髪に!」
とか
「新開発の成分配合で、あなたの髪の内部から補修します!」
とか
「〇〇オイル、〇〇エキス配合で、サロン帰りの艶を……。」
こんな風に良さげな文句並べられたら、
一般のお客様が飛びついちゃうのも、無理もないと思いますね。
でも、ちょっと考えると、
『自分の髪じゃないみたい』って、色々な成分くっ付き過ぎて、もはや、もう何が自分の髪か、訳わからなくなってませんか?
『髪の内部から補修』って、いったい髪の内部に何くっつけようとしてるんでしょう?
『サロン帰りの艶』ってサロンでのトリートメントも艶がサロン帰り直後しか持たないって言っちゃってる?
みたいに
今まで、皮膜コーティング系トリートメントを否定してきた美容室としては、つい、突っ込みたくなっってしまいます。
でも、コーティング自体が悪い訳じゃないんです。
トリートメントをしたら、髪が元気を取り戻し、もしかしたら、ピカピカのCMに見るような美髪に髪が生まれ変わると信じ込んで、間違った方法を繰り返し、悲しい思いをしてしまうことが問題だと思います。
実はウチも、あれだけ、今まで否定してきた皮膜コーティング系トリートメントを今になって、注意深く考察しています。
1カ月に、約1センチちょっと髪が伸びます。
なかなか伸びません。
最終的には、根元から毛先まで本当の自分の素髪で綺麗になって頂きますが、それなりに時間がかかります。
そこまでの間も苦痛なく過ごして頂けたらいいなと思うんです。
そう、その為に使うんです。コーティング系トリートメント。
ただ、何でもいい訳じゃないんです。
粗悪なトリートメントは、ダメージしていない健康な部分まで悪影響を及ぼしてしまうかもしれないので、注意が必要です。
いくつか候補は見つけています。今は、比較検討中です。いずれは根元から毛先まで素髪で綺麗になって頂きます。その邪魔をしないものを慎重に選んでおりますので、もうしばらくお待ちくださいね。
トリートメントの実態をわかって使うのか、わからないまま使うのか。
本当に髪を健康な状態にしていきたいとしたら、普通のトリートメントでは役不足です。
一握りしか存在しませんが、コーティングではない、本当の意味で髪の状態を変えてくれるトリートメントを使ってください。
簡単な見分け方としては、頭皮に付けてもいいの、むしろ頭皮にも付けた方がいいものを探してみて下さい。
一握りの、このようなトリートメントを軸にして、美髪計画を実行していって下さい。
計画には、ヘアスタイル、ヘアケア方法、、カット方法など、美容師さんの的確なアドバイスも必要不可欠でです。もしかしたら、コーティング系トリートメントを上手に使うというアドバイスも必要になることもあるかもしれません。
髪に対する考え方まとめ
髪は綺麗にするものじゃない
髪は綺麗にしていくものなんです!
トリートメントで、一瞬で髪が綺麗に変わるとしたら、それはコーティングです。実際に髪が蘇ったわけではありません。
絶対に。
くっ付けたものが、剥がれれば、傷んだ髪がまた現れます。
そこを、誤解されないでください。
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